去る4月9日に我らが師匠、吉村城太郎さんが永眠されました。
木曽義仲挙兵太鼓保存会、後の鼓城の指導にあたって下さってから約25年。初回の一日練習のお昼ご飯はお弁当に缶ビールでした。従来通りの練習全てを何も言わず付き合って下さったあと一言「このままじゃアカンよな。」そんな一言から、僕らの本気の和太鼓への向き合いが始まりました。
演奏に生業に誰よりも厳しく、そして誰よりも温泉場の繁栄を憂いて下さいました。鹿教湯温泉に最初に和太鼓合宿を誘致して下さいました。止むない仲間との別れの際は一緒に涙を流して下さいました。東北の復興イベント、篠笛交流会も常に一緒でした。
保存会とは、地域の伝統芸能を後世に引き継ぐもの。飽きさせたらアカン。
最後まで先生とは呼ばせて貰えませんでしたが、間違いなく人生のお師匠でした。今まで本当にありがとうございました。
丸子太鼓鼓城